「ごめんなさい」が言えない子供の心理、親として伝えるべきこと

小学校3年生の長男を見ていて、最近気になっているのが素直に謝れないということ。
「ありがとう」、「ごめんなさい」は、小さいころから繰り返し教えてきたし、わかっているはずの言葉なのに、なぜいざという時すんなり言葉にできないんだろう…。
そこで今回は、子供の心理と、親としてどう伝えればよいのかを、まとめてみました。
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「ごめんなさい」が言えない心理

大人からすると、簡単で造作ないことでも、子供にとってはそうでないことってたくさんあります。
謝るということも、その一つかもしれません。
子供が謝罪する場面なんて、たわいもないことばかりですが、例えば、

  • 不注意で弟の顔面に蹴りがはいった
  • 弟のおもちゃを踏んでしまい、結果壊してしまった
  • イライラが抑えきれず、やっていたことを突如投げ出す
  • 友達と遊んでいて楽しくて、調子に乗って悪乗りしてしまう

どれも長男に最近あったことだけど、すぐに謝ったり、冷静に考えればわかる「正しい行動」がとれない。
もう小学校も中学年、、、謝るくらい、普通にできてほしいと、親としては思うのだけど…。
できない、叱る、またできない…。

なかなか改善が見られないので、児童期初期の子どもの謝罪について書かれた文献を、真剣に読んでみました。
下記に一部を引用するけど、小学校低学年の子供を育てている方で時間ある方は、全文読んでみるのもいいと思う。

対人場面において、自分の行為によって相手に被害をもたらしたという認識があり、その責任は自分にあると感じ、その葛藤を解決しようとして相手に何らかの発言をした場合、その言葉が「謝罪」であるといえる。
出典:対人葛藤場面における児童の謝罪と罪悪感の関連

本来謝罪は、「悪いことをした」という気持ちが相手に伝わることで、対人葛藤の解決につながる。
したがって、一般的に子どもに身につけてもらいたいのは、道具的に謝ることではなく、「悪いことをした」という気持ちから謝る誠実な謝罪である。
そのため、先行研究では、子どもがいつ頃誠実な謝罪ができるようになるのか、また、そのために必要な認知的な能力は何かなどについて検討されてきた。
出典:対人葛藤場面における児童の謝罪と罪悪感の関連

謝罪の発達を考える上で、子どもが謝罪を社会的ルールとして学習し、誠実な謝罪ができるようになるという発達を捉えるだけでは不十分であり、
「悪いと思っていなくても謝る」
という謝罪の道具的な使用という側面についても検討していくことが必要であると考えられる。
出典:対人葛藤場面における児童の謝罪と罪悪感の関連

また、文献の中で、謝罪は弁明の1部として位置づけられていることと、謝罪あるいは弁解に至るまでに、いくつかの分岐があることが示されています。
長男がやらかした例に当てはめると下図のような感じ。

稚拙な例ですが、毎日こんなことの繰り返しです。
親としては、わざとだろうが偶然だろうが、蹴られて泣いているのだから、すぐさま「ごめんなさい」が、正しいでしょう!と思うところ。
でも実際は、蹴ってないよ!から始まり、わざとじゃないだの、弟が突っ込んできたから当たっただけだの、散々正当化したり弁解したりして、最後に仕方なく、謝罪にたどり着くことが多いのです。
親としては、今時間ないし、蹴られて泣いている弟のケアもあるし、さっさと謝ってくれれば楽なのに…と思うのだけど。
そして、弟は弟で、いかに痛いか、自分は悪くないとか、色々訴えてくるので、そっちもあるしで、
「なんてめんどくさいんだ…」
と、思ってしまう、そんな日々デス。

謝罪の意味

特に日本人は普段から謝るのが習慣というか、謝罪に抵抗の少ない国民性をもってますが、同じ「ごめんなさい」でも、謝罪することの意味って色々ありますよね。
大人になると、相手ともめるのが面倒だから、悪いと思っていなくても「とりあえず謝っておこう」という打算的な謝罪をすることもあります。
また、罪悪感から解放されて、自分が楽になりたいがために謝罪を口にすることだってあります。
もちろん、心の底から「相手に対して、大変申し訳ないことをした…」と感じて謝罪することも、あるのですが…。
でも、そんな大人の処世術(?)には触れず、子供に対しては、「悪いことをしたら、まず謝りなさい!」と、ただただごり押ししてきた気も…。
これは大いに反省すべきかな、と思っています。



子供にどう接すればいい?

「悪いと思ったらまずは謝りなさい」
と教えても教えてもいざ謝るべき場面では謝れない!

叱る!

余計にへそを曲げて意固地になる

こういう展開多いのだけど、あまりよくないのかな、と思う。
ママに怒られるのが嫌だから、謝る!という、「罪悪感」からではなく「罰から逃れる」ために形だけごめんなさいを口にするようになって、いいとは思えない。
「とりあえず謝る」行為は、「一言も謝れない」よりはトラブルを回避できてましなんじゃないか?とも思うけど、果たしてどうなのか、、習慣化してしまってよいものなのか…??
今のところの結論として、すんなり、「ごめんなさい」と口にできないのであれば、
言い訳なりなんなりを、まずはじっくり聞いてあげるのがベストかな?と思っています。
自己中心的にしか考えられなかったり、くだらない言い訳をグダグダしてしまうのでも、子供なりの「聞いてほしい」、「見てほしい」、「共感してほしい」という気持ちの表れ。
その部分が満たされていないのに、ママから逆にグダグダと説教されても、頭に入らないしそれどころじゃないんじゃないかな、と。
時間も根気もいるけど、それが一番、子供のためなのかな。

そして、子供が全部吐き出したところで、

  1. 因果関係の認識
  2. 結果の有害性の認識
  3. 個人的責任の認識
  4. 謝罪

どこで躓いているのか確認して、それから説教垂れてみても遅くないのかな。
相手の立場に立って考えるとか、言い訳から入るのではなく一言まずは謝るべきだとか、本人が腑に落ちて自然とできるようになるまで、繰り返し、教えていけばいいのかな、と。
難しいけど、そんな風に思っています。
叱るのも、教えるのも、短くパパッと済ませようとせず、時間をかけてでも、じっくり向き合うって大切。
子育ては悩むことばかりだけど、目を背けず向き合っていけば、一つ一つクリアしていけるんじゃないかな。

参考文献:対人葛藤場面における児童の謝罪と罪悪感の関連


子育ては難しい!!
でも、楽しいこともつらいことも、うんざりすることも、色々一緒に共有していけば、きっとよくなるはず…。
母親として、一つ一つ丁寧に向き合っていきたいと思います。

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